能力開発の為のアセスメント・センター(2)

能力開発の為のアセスメント・センター(1)で記述したように、自己啓発に最も重要な動機づけという点では、アセスメント・センターは難しい側面がある。

もう一つ難しい側面がある。それは、アセスメント・センターの演習課題が多ければ多いほど、あぶり出される能力は多岐に渡ってしまい。どの能力を改善していったらよいのか分からなくなるのだ。一つの形としては、受講生の評点の平均から評点の低い能力を抽出し、その能力を向上させるための研修をするというものだ。例えば、部下指導が弱ければ、コーチング研修を行うという形である。しかし、普通は人事は大体の弱点は概ね分かっているもののである。であれば、最初からコーチング研修をやればよいという話になる。また、受講生からすると、例えば、判断力というディメンジョンが低かったところで、日常的にどのように改善したらよいのか分からない、ということもあろう。従って、アセッサ―によるフィードバック面談というものが必要となる。

アセスメント会社としては、沢山の演習をやることによってアセッサ―の工数を確保することができるため、沢山の演習をやりたがるものだが、能力開発と言う意味では、開発したい能力を最初から明確にして、演習を組み合わせていくということが重要となる。演習課題はただのツールにしかすぎないのだ。

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